山フィルの概要
「山フィル」の愛称で親しまれている山形フィルハーモニー交響楽団は、昭和27年、戦後の復興期に音楽が好きで好きでたまらない山形市民によって結成された、全国屈指の歴史を誇るアマチュアオーケストラです。現在、メンバーは71人(2025年1月現在)で、職業も会社員、公務員、自営業、学生、主婦などとバラエティに富んでいます。
毎年、著名な指揮者やゲストを招き、春には家族みんなで楽しめるファミリーコンサート、秋には定期演奏会を開催しています。山形県民芸術祭や山形市民音楽祭にも参加し、地域に根ざした、活発で楽しい音楽活動を行っています。演奏曲目は、古典派のモーツアルトから近代のストラヴィンスキーまで幅広く、これまでに280曲以上を手がけています。また、山形市民合同音楽祭では、ベートーヴェンの「第九」や交響讃歌「やまがた」などを演奏し、好評を博しています。
1996年、2014年に山形県民芸術祭大賞、83年、86年、87年、90年、92年、2004年、2010年に山形県民芸術祭優秀賞、89年に第1回山形市芸術文化協会賞、2002年に第8回山形市文化振興基金賞を受賞。2014年には山形市制125周年記念式典で「市制功労者(教育、文化等功労)」として表彰されました。2000年には「演奏活動を通じてクラシック音楽の普及に努め、山形県の文化の向上に貢献した」として、山形県から「斎藤茂吉文化賞」を授与されました。2019年には「永年にわたり地域に根ざした音楽活動に取り組み、地域文化の振興に貢献している」として、文部科学大臣から「令和元年度地域文化功労者表彰」を授与されました。
これからも、山形の音楽文化向上のために充実した活動を展開していきます。